こんにちは。犬の消化に最も適したフードを提供しているポチデリです。
鳥肉の値段が高騰してますね。鳥インフルエンザによる影響だと思われますが、ふっと犬のインフルエンザはあるのかな?鳥から犬に感染することはあるのかな?と疑問になったので調べてみましたので、お話させて頂きます。
最初にお伝えしておきますが、日本では犬のインフルエンザの事例はありません。
【犬インフルエンザ】
お伝えした通り、日本では犬がインフルエンザに感染したという事例はありません。
海外では犬のインフルエンザの報告があり、一番近場だと韓国や中国で犬のインフルエンザ感染が確認されています。
犬のインフルエンザの症状は
◎熱が上がる(40度に上がる。犬の平熱は38度程度)
◎無気力
◎食欲がなくなる
◎鼻水が出る
◎咳
などの症状があり、軽いものだと普通の犬の風邪と同じように数日間で治り、重いものだと肺炎を起こす可能性があるということです。死亡率はかなり低く10%を下回るということです。
実際にオルソン先生はここ10年の間に愛犬2匹がインフルエンザと診断されたことがあったそうです。症状は軽く、3日程度軽い症状を見せたが、数日で完治。他の犬への感染はなかったそうです。
感染は
◎人間から犬
◎犬から犬
◎鳥から犬
◎馬から犬
への感染事例があります。
◎鳥から犬へ
2000年後半に渡り鳥から犬へと感染したという事例が韓国・中国やタイなどであります。
◎犬から犬へ
2000年代にグレートハウンドのドッグレースに参加した多数の犬が感染した事例があります。その際は犬から犬への感染したそうですが、ウイルスを調べてみると元は馬インフルエンザが変異したものが犬に感染し広がったと報告があります。
2015年にはアメリカでは、アジアで保護された犬がアメリカ本国に輸送された後、その保護施設で2000頭の犬がインフルエンザと診断された事例があります。
◎人から犬へ
アメリカと中国では、人から犬への感染も報告されていています。
アメリカのオレゴン州の例では、10匹の猫と1匹の犬がインフルエンザに感染していることが分かり、調査員の結果は人間のインフルエンザ菌→ウイルスが犬や猫に感染したとしていますが、犬から猫への可能性もあると考える専門家もいるそうです。
【感染方法】
犬のインフルエンザも「飛沫感染」と「接触感染」があり、オルソン先生の愛犬2匹もドッグショーで感染したそうです。
飛沫感染は、犬のくしゃみや吠えた際にでた空気中のウイルスからの感染などが考えられ、接触感染は、ボールやおもちゃで遊んでおり唾からの感染する可能性があります。オルソン先生曰く、そのドッグショーでは他の犬と一緒に遊んでなかったので、ホテルのエアコンの通気孔などから飛んできたウイルスにより感染したのではないかと考えているそうです。
【犬へのインフルエンザの予防法】
現行では犬のインフルエンザのワクチンはありません。名前がにている、パラインフルエンザという病気のワクチンはありますが、別物で犬のインフルエンザの為のワクチンではないそうです。
過去の事例は海外で起きたものを集めたものです。ゼロではないですが、数は少なく発生頻度は低いので愛犬がインフルエンザにかかる可能性は低いと思われます。愛犬がくしゃみや咳などの症状を見せた場合、風邪を疑い、獣医師の先生に診て頂くことがよいと思います!
Happy life with dogs!
犬インフルエンザ
監修
堀本 ひかり(獣医師)
出身学校 帯広畜産大学所属学会・資格 日本獣医エキゾチック学会
CTを備える医療センターから、獣医師一人で診察する小さな分院、夜間救急病院などの勤務。