「肥満は百害あって一利なし」は犬も同じ

こんにちは。犬の体の構造に最も適したフードを提供するポチデリです。

今日は、肥満についてお話させて頂きたいと思います。

人間と同様、犬も肥満は万病のもとなんだと勉強をする程実感します。愛犬が「太り気味だな」と感じた飼い主さん、又はすでに「肥満」と診断された場合は、一度読んで愛犬のフードの見直しを行って下さい。

まず「うちの子太り気味?」とご心配になった飼い主様、ご自宅で行ってほしい確認方法があります。環境省が出している資料に掲載されているボディ・コンディション・スコア(Body Condition Score:BCS)で愛犬の体型を知る目安となります。

ボディ・コンディション・スコア(Body Condition Score:BCS)資料:環境省https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/petfood_guide_1808/pdf/full.pdf

  1. 計測方法は、【触る】肋骨に触れる。この時に、肋骨の周りに、過剰な脂肪があるかないかを確認する。
  2. 【上から見る】犬の胸郭の肋骨が腹部よりも広く、上から見て肋骨の後ろに腰のくびれが見える。肥満の子又は肥満気味の子は、くびれがない子が多い。
  3. 【横から見る】胸部から腹部のつり上げがみられる。つり上げが見られない場合は腹部に脂肪がついている。
3つ揃った場合は、一度獣医師さんにご相談下さい。

愛犬が「肥満」と診断されたとき

犬は自ら食べる量を選びません。飼い主さんが与えるものを好きな分食べます。そのため、愛犬のダイエットも飼い主さんの知識や行動によって愛犬の健康的に減量することができたり、他の病気のリスクを減らすことができます。

そのため飼い主さんには、肥満の子に起こるべきリスクを知ってもらいたいと思います。

まず、肥満の子は寿命が短いのが特徴です。
そして「肥満は万病のもと」との言葉の通り、沢山の病気を引き起こすリスクを高めてしまいます。例えば
  • 前十字靭帯断裂、膝蓋骨脱臼、骨折、関節炎等の整形外科の病気 
  • 糖尿病
  • 泌尿器障害
  • 心臓病
  • 膵炎
  • 心血管疾患
  • 循環器 (心臓病、心血管疾患、呼吸器疾患)
  • がん
  • 皮膚病 で、一例となります。
肥満と診断されたとき、飼い主さんがやるべきこと
☑ 与えているドッグフードのフードラベルを読んで、適正量を知ること
ここで重要なのは、適正量(与えるべきフードの量)とは体重に対して表示されていることです。このときの体重というのは現在の愛犬の体重ではなく、理想の体重をいいます。詳細は、
でご確認頂けます。

その後、
☑ 理想体重の適正量から10%量を減らす 又は フードをダイエットフードに変える
という風にフードの調整を行います。
肥満の愛犬に与えるべき栄養素やフード
ダイエット中の必須栄養素は、
☑ 高タンパク質
☑ 脂肪(栄養素の脂肪)
☑ 水分
☑ 食物繊維
人間のダイエットや減量は昨今、「高たんぱく、低脂質」というのがスタンダードになっていますが、犬のダイエットは「高たんぱく、高脂肪」がスタンダードです。上質な動物性たんぱく質を積極的にとり代謝を上げながら、上質な脂肪に摂取することで脂肪を燃やすことが犬に最も適したダイエット、減量方法となっています。
高脂肪の理由は、ホームページの必要栄養素・脂肪でも説明させて頂いておりますが、犬にとって脂肪はエネルギーを作り出します。脂肪が作るエネルギーは、たんぱく質や炭水化物の2倍以上であるということは研究結果で証明されております。また犬は、フードの50%以上が生肉で構成されている場合は、その肉が持つ脂肪からグルコースというエネルギーを作りだすことが可能なので、エネルギーを作り出すために炭水化物を摂取が必要という考え方は犬には当てはまりません。
注意すべきことは「上質な脂肪」である必要があります。新鮮な肉や魚などから取れる上質な油を摂取することです。

水分も食物繊維も排便や排尿を助けます。水分は消化や老廃物の排出を助けます。食物繊維は便通を整えて便秘を防いでくれます。また食物繊維は、脂質・糖・ナトリウムなどを吸着して身体の外に排出する働きがあるため、肥満により体内に溜め込まれた脂質・糖・ナトリウムを排出する働きがあるため、適量の摂取が必要です。

ポチデリフードは、高たんぱく・高脂肪、(いずれも上質なもの)であり、水分を沢山含む生食であります。また、食物繊維を多く含む、キャベツ、ブロッコリーやわかめが含まれており、またわんちゃんの体重から適用を算出しているので、過剰摂取も防ぐことができます。
ポチデリフード無料問診はこちら→クリック
食の幸福感
ポチデリで栄養と同じ位重要視しているのは「美味しいものを食べて幸福感を感じてもらいたい」ということです。犬も人間と同様、栄養不足や満足感の欠如は精神的にストレスとなりとなるのは、研究結果で明らかになっています。
また、ポチデリを推奨して下さっている堀本先生も日々感じていらっしゃるそうです。

堀本先生も食事制限のあるわんちゃんの攻撃的な行動が、生肉を食することで満足感が得られ問題行動が減ることを感じているようです。
ドライフードよりも、生肉は嵩(かさ)が増えるため、飼い主さんの「可哀そう」という気持ちも減り、また犬にとっても満足感が得られるなど利点もあります。

【肥満や太りすぎになりやすい犬種】
どの犬種も可能性はありますが、
ラブラドールレトリバー
柴犬
フレンチブルドック
ミニチュアシュナウザー
ウェルシュコーギー
ボストンテリア
パグ
ビーグル
ゴールデンレトリバー
イングリッシュスプリンガースパニエル
ミニチュアダックスフンド
コッカースパニエル
シェットランドシープドッグ
キャバリアキングチャールズスパニエル
バセットハウンド
スコティッシュテリア
ウエストハイランド・ホワイト・テリア
ボーダーテリア
がなりやすいといわれています。

監修

堀本 ひかり(獣医師)
出身学校 帯広畜産大学
所属学会・資格 日本獣医エキゾチック学会

CTを備える医療センターから、獣医師一人で診察する小さな分院、夜間救急病院などの勤務。