犬とのはじめましての挨拶のマナー

こんにちは。ポチデリです。

本日は、犬が何かを認識する際に感覚情報が脳に伝わる優先順位についてお話させて頂きたいと思います。

なぜこんな話を本日させて頂こうかと思ったかというと、わんちゃん友達の中に「うちの子人間が少し苦手なの。昔、かわいい~って言って近づいてきて頭を撫でてくれようとしたことが怖かったみたいで、あんまり愛想がないの。」という話を聞いたときに、「そりゃあ突然頭を撫でようとするなんて、犬からしたら恐怖だな」と思ったからです。

その理由は、犬と仲良くなるためには犬の感覚情報の優先順位を知って、その通りちょっとづつ距離を詰めてあげなければ、犬にとっては恐怖しかないからだと思います。

犬の感覚情報が脳に伝わる優先順位は
1.嗅覚
2.視覚
3.聴覚
4.触覚
(人間は、視覚→触覚→聴覚→嗅覚)
(引用:ザ・カリスマ ドッグトレーナー シーザー・ミランの犬と幸せ に暮らす方法55 シーザーミラン著 訳:藤井留美 2019, p.055)

犬は、嗅覚→視覚→聴覚→触覚の順番で警戒心を解いていくので、初めてのわんちゃん同士の挨拶もその順番で行います。

人間は視覚で見て、可愛いものを触りたいという風になるのは、人間の脳の構造に伴った行動なんので触りたいと思った方の行動は脳の優先順位を素直に行動にうつした結果だといえます。

【正しい犬との距離の詰め方】

1.嗅覚
2.視覚
3.聴覚
4.触覚
犬はこの順番でコミュニケーションを図ります。

人間は犬が安全だと思える距離を取った上で、あなたの匂いを嗅がせ(嗅覚)てあげて下さい。

直接目を合わせずに、犬は警戒心を溶くまでリラックスした状態で居てあげましょう。そして近くによってきたら、優しく静かなトーンで話かけてあでてください。そこでしっぽを振ったいたら、頭ではなく胴体をすこし触ってあげるくらいから初めてもらいたいです。(触覚)

どの段階でも犬が拒否したら、そこで終了。

人間も、第一印象が怖い人はいきなり目の前から(視覚)、大きな声だして(聴覚)近づいてきて、体を触られたら(触覚)恐怖でしかないですよね…。

人間から犬への挨拶のマナーもどんどん広まっていくといいなと思います。



【感覚情報の優先順位を利用してトレーニングを行う】

トレーニングの際もこの感覚情報の優先順位は効果的に使えると思います。
嗅覚が一番脳に届きやすいので、トレーニングのご褒美としてチーズなど匂いが強いおやつなどを利用して行うと効果的なトレーニングが出来る可能性があります。

雨の日には部屋の数か所にチーズを隠し、GOの合図で探しにいかせます。犬は目で見てなくても嗅覚の強力な能力があるので、探し出してきますし、体力と時間つぶしにもなるのでお勧めです。

Happy life with dogs!