甲状腺機能低下症

こんにちは!ポチデリです。

本日は甲状腺機能低下症についてお話させて頂きます。

甲状腺機能低下症とは、甲状腺から分泌される甲状腺ホルモンの分泌が少なくなることによって起きる病気です。甲状腺ホルモンは代謝の促進などに関わっているホルモンで、首の中ほどに位置しています。

【症状】
◎細胞の代謝活性全般が低下
◎太りやすい
◎元気がない/疲れやすい
◎体温低下
◎脈が遅くなる
◎体重増加
◎体左右対称の脱毛やしっぽの脱毛
◎皮膚の乾燥 など

悪化すると、筋肉の低下や脱毛、皮膚が腫れ、厚くなり垂れ下がることもあります。その他の皮膚病や、神経障害(斜頸、顔面の麻痺)、循環器障害(除脈、不整脈)などを引き起こす可能性があります。

【原因】
主に甲状腺自体の免疫システムの異常又は遺伝子によるものが原因だと考えられています。

【治療法】
甲状腺ホルモンの投薬で足りないホルモンを内科治療で補充します。投薬から数週間で改善される場合もありますが、基本的には生涯投与する必要があります。定期的に血液中の甲状腺ホルモン濃度を測定し、投薬量(投与量)が変動します。

他の病気の影響で引き起こされている場合は、原因となっている病気を治すことで甲状腺ホルモン濃度が回復することがあります。その場合は甲状腺機能低下症に特徴的な症状が出ていなければ、ホルモン投与をストップすることがあります。

【かかりやすい犬種】
◎中型犬から大型犬の純血の子が多い
◎コッカースパニエル
◎ゴールデンレトリーバー
◎シェルティー
◎柴犬
◎ダックスフンド
◎ドーベルマン
◎ミニチュワシュナイザー
◎スタンダードプードル
◎ボクサー
など

【食事】
甲状腺機能低下症が控えた方がよいもの
◎高脂肪
◎低品質のたんぱく質
◎肝肉 (レバー等)
◎キャベツ、ブロッコリー
◎海藻

甲状腺機能低下症が気を付けるべきこと
◎高品質のたんぱく質(カロリーが低い肉がお勧め)
◎腸内を健康に保つ

【ポチデリフードと甲状腺機能低下症】

残念ですが、ポチデリは控えた方がよい原材料が含まれております。(材料はこちらで確認下さい)

ですが、ポチデリはカスタマイズすることが可能です。チキン、ポーク、ビーフの場合はチキンのみ、そして獣医師の先生の診断により控えた方がよいとするものは除いてお作りすることは可能ですが、数値などを見ながらお断りすることもあります。
弊社では他社さんのものが食べられない、療養食を食べてくれないという飼い主様と担当の獣医師の先生と一緒にレシピを作ることを行っております。
一度ご相談下さい。

Happy life with dogs!

監修

堀本 ひかり(獣医師)
出身学校 帯広畜産大学
所属学会・資格 日本獣医エキゾチック学会

CTを備える医療センターから、獣医師一人で診察する小さな分院、夜間救急病院などの勤務。