肉付き骨を愛犬の日々の食事にプラスするという考え

こんにちは。ポチデリです。

オルソン先生に教えていた中の一つに「肉付きの骨で、未加工のもの」を愛犬の日々の食事の中に取り入れるというのがあります。1日の食事の中の40%程度を肉付きの骨を与えるのが理想だということです。正直驚きですよね。私の中では骨はおやつな感覚があります。そして日本ではまだ、生肉のついた骨?というのが正直な所ではないかと思います。皆さんはいかがですか?

ネットで探してみると、「肉付きの骨」「未加工の骨」など検索すると数件ヒットします。やはり日本にも生肉付きの未加工の骨も犬に与えたいという飼い主さんはいらっしゃり、需要はあるようです。

本日は肉付き骨を日々の食事にプラスするといったオルソン先生の研究に基づく考え方をお伝えさせて頂きます。私は「日々の栄養」としてすぐに取り入れることは難しいかなと思いつつも、新たな栄養についての知識として理解することができたので、皆さんにもご紹介させて下さい。

【骨】
◎生の骨(加工せずに生で冷凍したもの)
◎肉付き(理想)
犬に必要なカルシウムとリンを摂取することが出来ます。

【カルシウム】
主な役割:
◎強い歯や骨を作る
◎酵素の働きを活発化し、エネルギーを作る
◎止血を助ける働き
◎神経伝達を助ける
◎正常な筋肉の収縮を調節することにより、筋肉や心臓のの働きを助ける
◎ビタミンB12の吸収を助ける

カルシウム不足:
◎心臓の機能の低下、骨がもろくなる。
◎運動障害、クル病等

カルシウムはミネラルの中で重要な栄養素で、カルシウムが血流の中に不足している場合や慢性的なカルシウム不足が起きると体は、骨からカルシウムを取り出し、骨量が減少します。ですが、カルシウム不足は、カルシウムの正常な量から30〜40%以上失って、初めて目で見える変化が現れるため、早期発見が難しいと言われています。

【リン】
主な役割:
◎骨の強度を高める
◎細胞内のエネルギー生産・運搬

【お薦めの部位と気を付けること】

オルソン先生は、「生」であることが条件であるとおっしゃっております。生のカルシウム、リン、食物繊維を取ることが出来ます。湯がいた骨や調理済みや加工済みの骨は消化しづらく、腸内を傷つける危険があるので避けることが必要です。

お薦めの骨
◎鶏 全ての部位、手羽先・手羽中・手羽元の骨、背骨、首骨、腿の骨、股の骨
◎鴨 首の骨
◎アヒル 首の骨
◎ウサギ 骨(全体)
◎豚 首骨、胸肉の骨、尾椎、肋骨近辺の骨
◎ラム 骨(全体)
◎イワシ、カラフトマス(Pink Salmon)、鯖の骨付き缶詰

オルソン先生はどうやって骨を購入しているのかとお伺いすると「近所のお肉屋さんでお願いしている」とおっしゃってました。日本でそれを真似するのは正直難しすぎる…なので、学べることは「時々」取り入れることは出来るかなと思います。

肉付き生骨は今ネットで増えています。数日に一度、おやつないし、食事も少し減らし、骨を取り入れてみてはいかがでしょうか?お客様の中には、ご飯はあまり食べないけど肉がついた骨が大好きというわんちゃんもいます。

出来ることから、生活環境にあったことから、少しづつ!

Happy life with dogs!