CBDの効果

こんにちは。ポチデリです。

今日はCBDについてお話させて頂きます。海外のペット関連商品の売れ筋などを調査しているとCBDオイルがランキングの上位にチャートインしています。

現在日本でも医療や日常で使用許可について専門家の方たちが話し合われていますが、まだ少し日本では抵抗があるような気がしますが、ポチデリのアドバイザリー堀本先生も実際の医療現場で2年前ほどから利用されているとの事なので、本日はCBDについて一緒に勉強していきましょう!

【CBD/大麻草(ヘンプ)】
CBDとは、大麻草(ヘンプ)に含まれるカンナビノイドの成分の一種です。
◎ストレスの緩和
◎不安の軽減
◎精神疾患の治療
に有効な成分と言われており、その安全性と有効性についてはWHO(世界保健機関)が認めています。

大麻草から採取できる成分は、このCBDともう一つはTHC(テトラヒドロカンナビノール)というのがあります。このTHCが、大麻(マリファナ)と聞いてイメージする精神活性作用が含まれているもので、日本に現在入っているCBDはこれを含まないものとなります。

日本では大麻取締法でTHCは違法とされています。CBD使用は茎と種子由来であれば法的な規制はありません。

【CBDの成分カンナビノイドの効果】

CBDの成分であるカンナビノイドとは、人を含めた脊椎動物は、みな内因性カンナビノイドを持ち、それを介してさまざまな機能を制御しています。それをエンド・カンナビノイド・システム(ECS)と呼び、生体の制御システムとして働き、ESCが食欲、睡眠、性行動、疼痛、免疫、感情、運動機能、発達、老化、認知、記憶などをコントロールしているそうです。

強いストレスや老化、栄養障害やホルモン変化などにより「カンナビノイド欠乏症」になってしまった場合、CBDを摂取することにより体内に不足しているカンナビノイドを補うことにより症状の改善が見込まれるということになります。(情報元:臨床CBDオイル研究会、CBDオイルとは

【CBDの効果】
臨床CBDオイル研究会のホームページによると
CBDが含む生理活性物質により、
◎不眠
◎疼痛
◎嘔吐
◎抗てんかん作用
◎免疫調整作用
◎抗炎症
などに対して効果を持つことが確認されているとあります。

堀本先生も病院で2年程前から使用されているとおっしゃっており、
使用例としては、
◎てんかん発作の子
◎ストレス性の胃腸炎を起こしやすい子
◎柴犬などの神経質なタイプの子の攻撃性などの問題行動
◎分離不安症などの精神疾患
などの子たちに使用、または使用をおすすめしているようです。

アメリカの商品などは、CBDは病気の末期の子や強い痛みを抱えている子などに使用するなどの商品説明がありますが、日本に入っているのはTHCフリーなので、痛みにはあんまり効かないイメージだそうです。

【どうやって使用するの?】
検索ページで「CBD 犬」といれると、
◎口から食するもの (オイル、サプリ、おやつなど)
◎体につけるもの (クリーム、スプレーなど)
が出てきます。

堀本先生が使用例に挙げられた
◎てんかん発作
◎ストレス性の胃腸炎
◎攻撃性などの問題行動
◎分離不安症などの精神疾患
で悩んでいる方で使用をお考えの方は、担当の獣医師にご相談頂くか、一度臨床CBDオイル研究会が実施機関として紹介している病院で専門的なご意見を聞くのも良いと思います。

まだまだ日本でははてなマーク(・・?がつくジャンルではあると思いますが、海外のペット医療やペット商品には使用されているものです。使用をしっかり理解した上で、愛犬の症状の改善に使える一つの可能性になるのであれば飼い主として勉強するのもいいことだと思います。

Happy life with dogs!

監修

堀本 ひかり(獣医師)
出身学校 帯広畜産大学
所属学会・資格 日本獣医エキゾチック学会

CTを備える医療センターから、獣医師一人で診察する小さな分院、夜間救急病院などの勤務。