シニア犬と栄養素

こんにちは!犬の体の構造に最も適したフードを提供するポチデリです。

今回はシニア犬の必要栄養についてお話させて下さい。

愛犬には健康で長生きしてもらいたい。一秒でも長く傍にいてほしいと思うのが飼い主なのではないでしょうか。シニア犬といわれるのは、小・中型犬で8歳から大型犬だと6歳からだといわれています。
成犬の時期に比べて、
  • 運動量が少なくなった
  • 口臭がするようになった
  • 太りやすくなった
  • 毛量が減った
  • 毛艶が悪くなった
  • 白髪が増えた
  • 目ヤニ増えた
  • いぼが増える
  • 良く寝る
  • 更に進むとお尻が小さくなる、足が震える、足が滑りやすくなる、トイレを失敗する、目が白っぽくなる(白内障ではなく、核硬化症)、怒りっぽくなる、良く吠える、逆にボーっとしている、他の犬への関心がなくなる、歩く速度が遅くなる、あんまり遊ばなくなる、朝ごはんの食べが悪くなる、朝起きるのが遅い、夜に起きるようになる
    ような症状が見られます。
    寂しさや不安が増しますが、一緒に居る時間を健康に、愛情いっぱいに、出来るだけ長く過ごせることが一番の願いですよね。

     
    シニア犬に与えるべき栄養素

    ☑ 上質なたんぱく質
    通念、シニア犬は運動量が少なくなるためたんぱく質を控えるべきとの考えられていましたが、近年は成犬に比べたんぱく質を体内に蓄えることが難しくなり、筋量が減少してしまうシニア犬は高たんぱく質なフードを積極的に摂取する必要があるとの研究結果が明らかになりました。アミノ酸が沢山含まれた動物性たんぱく質が多く含まれた生肉は、筋肉の衰えを遅らせ、心臓の動きを強くし、免疫力を高めることができます。
    ☑ 食物繊維
    ☑ 水分

    シニア犬は、
    • 運動量の低下と同時に、腸の動きが弱化
    • 筋力の衰えにより便を押し出す力が低下
      等の理由により、便秘になりやすくなります。
      そのため食物繊維を摂取し便を流す働きを助けるため適量の体に取り込む必要があります。水分は消化や老廃物の排出を助けるため、積極的に摂取する必要があります。
      水分は、フードにより得た栄養素を細胞に運び、消化や老廃物の排出を助け、栄養の吸収を促進し、体温を保ち、関節を滑らかにします。また、認知機能を改善する効果もあります。
      老化と水分不足は、犬の鼻を乾かしてしまいます。濡れていることで嗅覚が敏感であり続けることができるなどの効果をもたらしますので、食欲低下を防ぐことができます。

      水を飲まないんです・・・

      水を飲んでほしいと思う飼い主の気持ちと裏腹に、飲んでくれないわんちゃんに困っているという話はよく聞きます。

      ポチデリは、ドライや缶のフードに比べて沢山の水分を含みますが、それだけでは足りません。犬も人間と同様、犬の体は約60~70%が水分で出来ているのでフレッシュな水を常に循環させる必要があります。
      では、飲ませるためにはどうしたらよいのでしょうか。
      先代の愛犬が腎臓病になったときに、獣医師の先生から自発的に沢山水を飲んでもらうためには、
      1.肉の煮汁
      2.ヨーグルトのホエイ(ヨーグルトを水を切った後に出てくる汁)
      など少し匂いがあるものを混ぜるとよく飲んでくれますと教えて下さいました。
      ポチデリのスタッフのシニア犬は、ポチデリのフードに水を足して毎日与えているそうです。それで便秘が無くなったとのことでした。
      ポチデリフード無料問診はこちら→クリック

      食の幸福感

      ポチデリで栄養と同じ位重要視しているのは「美味しいものを食べて幸福感を感じてもらいたい」ということです。なぜなら、犬も人間と同様美味しいものや栄養素の高いものを食していると、精神的満足感を得られると、研究結果で明らかになっているからです。

      シニア犬は、食べる量が減ります。食べる量が減ると、筋力などが減り、運動量や活力も低下します。ですが、生肉はシニア犬の食欲を掻き立て、その低下を防ぐことができます。そしてその食べることに満足することで、精神状態を安定させるなどの効果があります。

      シニア犬には、栄養素の高い美味しいものを、適切量適切量与えてあげてください。体も心も元気になることで、幸せな日が長く続いていくことになると信じてます。

      Happy life with dogs!

      監修

      堀本 ひかり(獣医師)
      出身学校 帯広畜産大学
      所属学会・資格 日本獣医エキゾチック学会

      CTを備える医療センターから、獣医師一人で診察する小さな分院、夜間救急病院などの勤務。