こんにちは。ポチデリです。
以前、堀本先生から「最近は獣医師の世界でも専門性が求められ、眼科や皮膚科、呼吸器科、循環器科などの専門の病院も増えています」とお話頂いたことを、お客様とお話していたときに思い出したので、本日は獣医師の先生の専門性についてお話させて頂きます。
本日お客さんから「皮膚のカイカイが本当に治らない」とおっしゃっていました。そこでアレルギー検査をしたところ、鶏肉、豚肉、牛肉、大麦、きゅうり、レタス、米(他多数)という検査結果だったそうです。飼い主さまは「ドッグフード難民です」と困っていらっしゃいました。
そうですよね…そんな結果が出てしまうと、飼い主が手作りしかないですよね…。
ドッグフード専門家の私は、日々犬のフードの記事、本や論文を読みますがフードアレルギーについて世界中の専門家がいろんな意見をもち混乱してしまいます。
飼い主としてはどれを信じていいか分からなくなります。人間のようにセカンドオピニオンをもらいに行く方がいいのか?
愛犬がフードを食べなくなったときには、飼い主はどうしていいのか分からず、悲しくなりますよね。
そこで、堀本先生に獣医師も専門を持ち、専門的な治療を行う時代になってきていると以前教えて頂いたことを思い出し、お客様にそれをお伝えし一緒に検索してみました。
「東京 獣医師 皮膚科」と検索すると動物病院の皮膚科が検索に上がってきます。なので一度専門医に見てもらうのはどうかという話をして電話を切りました。
でも、東京や大阪などの大都市以外は検索してもヒットしないこともあります。なので、再度、ポチデリのアドバイザリー堀本先生に聞いてみました。
Q1. 愛犬の健康状態が良くならない場合、先生はセカンドオピニオンは必要だと思いますか?
堀本先生: 必要だと思います。当然、常にその子にとってベストな治療をと取り組んでいますが、獣医師1人だけや同じ病院内だけでは考えが偏ってしまうこともあります。
専門医に限らず、別の視点をもつ獣医師に意見を聞けるセカンドオピニオンはとても効果的です。
Q2. 専門医療にアクセスがある場合は、専門家に行くのが良いと思いますか?
堀本先生: 病気はそれ単独ではなく、他の病気が影響して発症するものもあります。
そのため、まずはかかりつけ医に相談して、必要な時に専門医にかかることをおすすめします。
かかりつけ医と専門医が連携できていると、複数の病院にかかっているときでもかかりつけ医がしっかりすべての病気を把握してくれるので安心です。
Q3. 地方の方は専門医に行きたくてもいけない場合は何かアドバイスはありますか?
専門の動物病院がない場合、大学病院で診断してもらうことをお薦めしますか?(※大学病院は基本紹介文が必要です。)
堀本先生: 大学病院ごとに専門分野などに特色があるので、一概には言えません。かかりつけ医に相談してみるのが一番だと思います。
Q4.いくつかの先生はオンライン診療をやっているので、そこを受けてみるとか、以前にそういったアドバイスをしたことはありますか?
堀本先生: 私自身はまだ専門医のオンライン診療をおすすめしたことはありません。通えるならば、やはり直接診察してもらうのがベストだと思っています。ですが、専門医にかかりたいが近くにない場合などは、オンライン診察も検討してみてはいかがでしょうか。
是非ご参考まで。
Happy life with dogs!
獣医師の専門性
監修
堀本 ひかり(獣医師)
出身学校 帯広畜産大学所属学会・資格 日本獣医エキゾチック学会
CTを備える医療センターから、獣医師一人で診察する小さな分院、夜間救急病院などの勤務。