ペット専門国家資格「愛玩動物看護師」

こんにちは。犬の消化に最も適したフードを提供するポチデリです。

数日前に新聞を読んでいたら、ペット専門国家資格「愛玩動物看護師」が4月に誕生へ…というのを見つけました。正直、今までなかったのか!と驚きました笑

今まで民間資格で認定された看護師さん達は獣医師の先生の診断の補助のみで一切医療行為が出来なかったそうです。表向きは・・・・。実際は、各病院の裁量で民間資格保有する看護師さんが医療行為を行ったりしていたそうです。法律や規制がないため、完全に経験の無い方も即日働けるような環境にあったそうです。びっくりですね。

堀本先生から「獣医業界としては、できるようになったというよりは、有資格者以外看護師と呼べない、医療行為が出来なくなったという印象が強いです。今年受かってくれないと病院に看護師がいないなんてことになりかねないので、頑張って皆さん受かってくださいと切に願っています。」とお話を頂きました。

愛玩動物看護師さんが合格すると以下の医療行為を行うことが出来るそうです。
業務の詳しい内容としては、診断の補助業務、投薬・採血に加えて、動物愛護法の改正により義務化されたマイクロチップの装着も獣医師のもとで可能とのことです。
そして診断を伴わない検査業務なども出来るようになります。
犬や猫だけでなく、愛玩鳥(オウム科全種、カエデチョウ科全種、アトリ科全種)と規定されました。でも、まだウサギや亀はまだ対象ではないそうです。これからまたいろんな規定が変わり、将来的には可能になると思います。

獣医師の先生は本当に長時間働いていらっしゃるなーといつも病院に行く度感じます。先代の愛犬が苦しんでいるとき、毎日仕事前に犬を預け、8時前に迎えにいくまで先生も看護師さんも「お帰りなさい」と迎えてくれました。国家資格になり、看護師の皆さんの地位向上が図れたらいいなと思います。そしたら自動的に、愛犬家、愛猫家、愛鳥家などにも利益が広がります。有難いですね。

第1回目の愛玩動物看護師の試験日は2月19日だそうです!皆さん、試験頑張って下さい!
そして、堀本先生より当日は「全国の動物病院で看護師さんがかなり少なくなります。不急の場合は別日で来院してほしいなと思っています」と現場の声を頂きました。そうですね、緊急でない限りご協力しましょう!

GOOD LUCK! 

監修

堀本 ひかり(獣医師)
出身学校 帯広畜産大学
所属学会・資格 日本獣医エキゾチック学会

CTを備える医療センターから、獣医師一人で診察する小さな分院、夜間救急病院などの勤務。