大型犬の健康は関節から PartⅡ

こんにちは。犬の消化に最も適したフードを提供しているポチデリです。

過去のブログに「大型犬の健康は関節から」と投稿させて頂いたため、大型犬のオーナーさんより多くお問い合わせを頂きます。

その声の多くは
◎太り気味や肥満で動きが鈍い、散歩を好まない
◎加齢によりあんまり動かなくなってきた
などです。

健康で元気で居てほしいから運動をしてほしい、散歩を楽しんで欲しいと願う気持ちですが、どうしたらいいのか悩んでいるオーナーさんが多いようです
そこで、大型犬に関節に負荷を掛けずに運動する方法を弊社のアドバイザリーの堀本先生にお伺いしました。

①昇り降りより、平な場所を選び運動する
大型犬のわんちゃんで太り気味の子又はシニアの子には階段の昇り降りより平な場所で運動をさせることがお勧めです。家の近所で段差がない場所を選んで歩くなどが良いと考えられます。

②長い1度の散歩よりこまめな運動
一度に長い運動より、朝と夜に分けて散歩に連れ出して頂くのがいいそうです。短くても運動の習慣で関節周りの筋肉を保ち続ける。

飼い主さんを困らせるのは散歩に行きたがらないわんちゃん。散歩に連れ出すのはとても至難の業ですよね。

そういった時に効果的と思われるのは、愛犬が好きなものを散歩に一緒に持って行く。

好きなおもちゃや好きなおやつなど持って愛犬の関心をおもちゃ等に持っていかせ、少し歩いたらそのおもちゃで遊んであげる。又はその好きなおやつを鼻の前で嗅がせ歩かせる。

写真のように犬が見えるように持って歩く。

散歩が楽しいものだと思ってもらうように飼い主さんが工夫してみて下さい。
それでもダメな場合は、プロの手を借りるのも手かと思います。ドッグトレーナーさん曰く、本当に外に行きたがらないわんちゃんや肥満の子に対する運動指導も最近は増えているそうです。

でもその前に本当に動かないわんちゃんは、以下の点を再度確認してみてください。

◎既に痛みなど健康上の問題から、外に出たがらない。
◎散歩に使用する首輪やリードが苦しい
◎外に出たときのトラウマがある
などにより犬は散歩を拒む場合があります。

◎既に痛みなど健康上の問題から、外に出たがらない。
痛みを感じている場所を探す必要があります。体を撫でる時に体を触り痛いと感じるところがあるかを探してみて下さい。直接獣医師の先生にご相談して頂くのもいいかと思います。

◎散歩に使用する首輪やリードが苦しい
散歩の辛いと感じる要因を取り除きましょう。首輪やリードを変えてみる。

◎外に出たときのトラウマがある
外に出た時にいやな事があり散歩が楽しいと思えない子も多くいるそうです。うちの子もバイクの近くは怖いようで、バイクに近づくと急に強く引っ張り出します。そういった時は、トレーナーさんの力を借りるのをお勧めします。愛犬が散歩が楽しいと思わせてくれるトレーニング法の知恵を沢山貸して頂けると思います!

散歩に出ることが全てではないので、お庭がありそこで運動が出来る場合はそれでも良い場合もあると思いますが、私個人的には散歩は犬とのコミュニケーションの時間だと思っています。その大切な時間を削ってほしくないと思いますので短い間でも散歩をして運動の時間を設けてもらいたいと思います。そして大型犬の関節に無理のない運動を日々行い、体重管理をしていくことで健康寿命を伸ばすことができるのではないかと思います。

Happy life with dogs! 


監修

堀本 ひかり(獣医師)
出身学校 帯広畜産大学
所属学会・資格 日本獣医エキゾチック学会

CTを備える医療センターから、獣医師一人で診察する小さな分院、夜間救急病院などの勤務。