子犬の栄養素

こんにちは、ポチデリです。

今日は子犬(パピー期)に必要な栄養素についてお話させて頂きます。

本日お話させて頂く子犬期というのは、6か月から12か月までとポチデリは定義させて頂きます。

子犬も基本的な必要栄養素に大きな違いはありません。
動物性たんぱく質
脂肪
ビタミン
ミネラル
食物繊維


【子犬に追加すべき栄養素】

子犬の成長に特に重要な栄養素は、
◎動物性たんぱく質
◎カルシム
で、子犬の成長に合わせ与えることが必要です。
成犬より上記の栄養素を増やして与えることを意味します。

【動物性たんぱく質】

たんぱく質は、筋肉、臓器、皮膚、骨、被毛などの主要成分として存在するほか、体の機能を調整するホルモン、酵素、抗体などの材料でもあり、犬の健康な体の組織作りに不可欠であり、成犬、シニア犬に限らず、子犬にとっても動物性たんぱく質がとても重要です。

子犬期のわんちゃんには、成犬期のわんちゃんの摂取量より動物性たんぱく質の多量に増やして与える必要があるとオルソン先生の研究結果が出ています。(子犬の同様にシニアに関してそのように考えられています。)

そのためポチデリでは、子犬期(6か月~12か月)をさらに2つに分け、たんぱく質の量を変えて提供しております。

また、与える動物性たんぱく質は質の良いものでなければ子犬の成長を促さないため、「子犬用」と書かれたフードのたんぱく質の質はしっかりラベルを見て判断して頂くのがよろしいかと思います。

AAFCOは子犬期の場合、フード全体の22.5%(成犬は18%以上)を良質なたんぱく質である必要があると規定しております。

AAFCOとは、全米飼料検査官協会:The Association of American Feed Control Officials)とはペットフードの栄養基準や原材料、表示に関する基準を公表している米国の団体です。日本にそのような基準がないことから、日本でも広く利用されています。)

フードの中には22.5%以上ないものが沢山ありますので、ご注意下さい。

【カルシウム】

カルシウムは子犬の健康な骨を形成する上で必須栄養素です。
その他にもカルシウムは以下の役割を担います。
◎酵素の働きを活発化し、エネルギーを作り出す
◎神経伝達を助ける
◎正常な筋肉の収縮を調節することにより、筋肉や心臓のの働きを助ける
◎ビタミンB12の吸収を助ける

【アメリカでは子犬のおやつは骨】

オルソン先生の本にも記載がありますが、骨、それも生骨が犬の健康の為フードの置き換えとして、おやつとして最も適していると書かれており、他の論文やアメリカのドッグフード取り扱いしているお店なども「生骨」がお勧めされています。

子犬に限らず必須なカルシウムとリンの摂取レベルのバランスを保つこと助けることができると言われているからです。
(リンの主な役割: 骨の強度を高める、細胞内のエネルギー生産・運搬 
リンを多く含む食材:魚、乳製品、大豆、肉)
犬に必要なカルシウム記事


子犬が生骨を食べることの利点は2つあります。

①つは、子犬期の歯や歯茎のかゆみや痛みを骨を噛むことで解消することができる。乳歯の生え変わりの時期は飼い主さん達や、家具その他、いろんなものを噛むことで気を紛らせます。
飼い主さんを噛んだり家具を噛んだり、問題行為に思えてしまいますが、歯が痛いので責められないですよね。なので、そこで噛み応えがある(固い)ものを噛んで、別のことに夢中にさせてあげながら、更に健康もよい、骨を強化できるものであればなお良しですよね。

②つめは、噛むことに夢中になれば疲れるので良く寝てくれます。運動もそうですが、噛むことは体力を使います。疲れされるという意味でも固いものを一定の期間噛につづけられる嗜好性の高い生骨だと疲れてよく寝てくれます。

※注意※
乾燥した鶏の骨はお勧めされておりません。

【子犬期に愛犬の性格を知ることと体重管理】

子犬期は愛犬の性格を知ることが大切です。愛玩犬や他の犬種で「運動量の少なくても良い犬種」と知られている場合でも、そこのは運動が大好きな場合もあります。反対にアクティブな犬種であってもゆったりした子も居たりするので、その子にあった遊びで運動をさせて上げることが重要です。
そして、その動きや運動後の反応などを観察し、体のどこかに問題がないかを確認してあげて下さい。先天性の病気を知らずに発症していることもあります。

また、体重管理も子犬の頃から重要だとオルソン先生はおっしゃっております。子犬のかわいさや犬と一緒に暮らすことに慣れないときは、食事を多く与えてしまったりすることがあります。しっかり体重管理を行って、肥満や太り気味により起こりえる病気の発症を防ぎましょう。肥満によりリスクが高まる病気に関しての記事


子犬に必要な栄養素をご理解して、大切な家族の一員の健康を守れたらいいですね~!

Happy life with dogs!