こんにちは。犬の消化に最も適したフードを提供するポチデリです。
過去にもブログで何度か取り扱っている皮膚病ですが、
皮膚病は多くのわんちゃんが苦しんでいる病気NO1
犬のアレルギー
皮膚病と一言でいっても沢山の病気が含まれます。
外耳炎、中耳炎、皮膚炎、膿皮症、皮膚糸状菌症、マラセチア皮膚炎、アトピー性皮膚炎、角化型疥癬、甲状腺機能低下症、ノミアレルギー性皮膚炎、脂漏症、脱毛症などが、最近の症状として多くみられる病気だそうです。
本日は、中耳炎についてお話します。
前回の投稿:関連記事:外耳炎
犬の耳は外耳、中耳、内耳から構成されており、中耳炎とはその中耳の中でなんらかの感染症や炎症が起きていることを言います。
内耳は鼓膜、耳小骨(じしょうこつ)、耳管(じかん)、鼓室胞(こしつほう)で構成されており、聴覚だけでなく、平衡感覚や耳の環境維持、そして神経も通っています。中耳内に通っている神経は、顔面と眼の交感神経で、中耳炎が悪化するとそれらの神経にも障害を起こす可能性があります。
【症状】
◎耳を痛がる
◎耳を触られるのを嫌がる
◎耳から悪臭がする
◎耳ダレ (液体がでる)
◎頭を振る
などが上げられ、神経に障害を起こしている場合は、ほとんどの場合顔の片側の神経が損傷され、一例として
◎ご飯をこぼす、口からよだれが垂れ続ける(顔面神経麻痺など)
◎上まぶたが通常より下に垂れ下がり眼が閉じ気味に見える (眼瞼下垂など)
がみられたりします。
【原因】
中耳炎のほとんどが、外耳炎の炎症が広がることで起こります。中耳炎の特徴は強い痛みです。愛犬の耳に触れると痛がって鳴いたり、唸るなどの耳を触ると反応を見せます。
他の原因としては、
◎中耳内の腫瘍
◎口腔や鼻腔内の炎症が波及する
などがありますが、外耳炎の炎症が中耳まで広がっていることから外耳炎の治療を早期かつ適切に行うことにより中耳炎は予防できるとされています。
※おさらい 外耳炎の原因
◎アトピーやアレルギーなどの過敏症
◎細菌やカビなどの繁殖
◎耳ダニなどの寄生虫
◎異物混入や腫瘍(しゅよう)
などが考えられます。
【治療法】
中耳炎を患った場合、外耳炎を併発している場合が多いため、外耳炎の原因となった炎症の原因を治療します。多くの場合は、点耳薬を使用し耳を衛生的な状態を保つために耳の掃除がメインとなります。
中耳炎は、外耳炎の治療と同時に抗炎症剤や抗生剤など内服剤を処方されることもあります。腫れやヨレが耳を塞いでしまっているなど、症状が悪化している場合は外耳道や中耳の外科的治療が行われることもあります。
【かかりやすい犬種】
繰り返しになりますが、外耳炎から内耳炎を引き起こしやすくなるため、外耳炎になりやすい犬種が内耳炎を患いやすい犬種となります。垂れ耳の犬種、外耳道に毛が密に生えている犬種などが発症しやすいといわれています。
◎ダックスフンド
◎ミニチュアダックスフンド
◎アメリカンコッカースパニエル
◎キャバリアキングチャールズスパニエル
◎ラブラドールレトリーバー
◎柴犬
◎パグ
◎フレンチブルドッグ
◎トイプードル
◎ビションフリーゼ
◎シーズ―
◎ジャックラッセルテリア
◎スタンダードプードル
◎ビーグル
◎イングリッシュスプリンガースパニエル など